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ニュースリリース|2019.01.22

1月19日(土) 地球環境改善手法研究会 実施報告

テーマ:IATF16949の構築について。

発表者:小楠 貴宏

 自動車セクター規格であるIATF16949の構築における勘どころについて、実際に構築の指導をした発表者の報告をいただいた。
ISO/TS16949:2009が、ベースにしているISO9001の2015年改正がなされたことにともない、2016年改正が行なわれた。この時点で規格の管理はISOからIATFの直接管理に移行している。
IATF(International Automotive Task Force)は、主要自動車メーカーと各国自動車関連団体で構成する機関であり、今後の16949認証の管理はIATFが実施する事になる。

IATF16949システム構築においてポイントとなるものを列挙すると次のようになる。
1.IATF16949規格要求に加えてSI(公式解釈)も要求事項として扱う。顧客要求事項も当然含む。
2.システムの適用範囲の設定に注意する必要がある。自動車の定義から始まって、“製造する組織のサイト”すなわち工場と“支援部門”が対象になり、適用する製品の全ての工程が含まれていることが要求される。
3.システム構築し、運用開始後1年間の運用実績が要求される。
4.内部監査員の力量確保がポイントになる。システム監査、工程監査、製品監査ができる力量を担保する事が求められる。審査の対応も内部監査員が重要な役割を分担する。
5.コアツールは、現在取引している顧客の要求により、ある程度実務で実施している場合があるが、一連の理解、実行が必要である。MSAがポイントになる。
6.緊急事態対応の要求に、どの程度まで対応するかがBCPとのからみで、悩ましいところである。

日時:2019年1月19日 13:00-15:00 場所:SDC検証審査協会 会議室

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