「TWI（監督者訓練）について」

講師：紙野研二氏

概要：TWIとはTraining（訓練）within industry（企業内の）for supervisors（監督者のための）の頭文字をとったもの。今回はTWIの概要を簡単に判りやすくご説明する。

第二次大戦中、米国で有能な職長を短期育成する合理的訓練法として開発され、 産業振興を通して連合軍の勝利に大きく貢献した手法。戦後GHQにより日本に導入された。
現在は社団法人日本産業訓練協会が主に振興している。
「相手が覚えていないのは、自分の教え方が悪かったのだ」という考え方に基づく所がポイント。
日本では、TWIはハイテク、IT、自動化の進化と主に一旦は衰退したが、その後 新たな見直しがなされトヨタ生産方式の一部になっている。
TWI-JI（仕事の教え方）、TWI-JM（改善の仕方）、TWI-JR（人の扱い方）の３つについて、それぞれ4段階にパターン化して覚えやすく、使いやすくなっている。
当研究会ではこれらの説明後に、全員でTWI-JI（仕事の教え方）の中の作業分解を体験した。
具体的には「５ｍ延長コードづくり」について作業分解シートを使用して、作業のステップと急所（成否、安全、やり易さ）の抜き出しを行った。 

2018年9月15日(土)13:00～15:45　NPO法人　ＳＤＣ検証審査協会　2階にて